国際的な高齢者支援の必要性
国連などの支援活動として学校建設などの子供を支援する活動は中心に据えられています。
募金活動などでも貧困に苦しむ子供たちを支援する名目で行われているものは数多いですが、高齢者向けの支援活動と言うのは少ないです。
地球規模で見た場合、支援を必要とする方の人口はとてつもなく多く、優先順位として人類の将来を担う子供たちをまずは支援していこうという方針があるのかもしれません。
ただ、支援を必要とする高齢者も多く、国際的な支援が手薄になっているという現状も無視できません。
カンボジアでも貧困状態にあるお年寄りは少なくありません。
とくに貧困状態にあって身寄りのない方は、自分の死期が近づいてきたと感じるとお寺に行きます。
お寺に行けば亡くなった場合にお経をあげてもらえることが理由です。
カンボジアの寺にはそうした身寄りがなく、施しを受けて生活している高齢者が身を寄せているのです。
カンボジアにも国際的な支援はされていて、日本の団体も支援しているのですが、多くはインフラの整備や子供の支援であり、高齢者の支援は少ないのが現状ですが、カンボジアに老人ホームを作ろうという支援活動も行われています。
https://readyfor.jp/projects/kumae1225
カンボジアではポル・ポト政権での虐殺などの不安定な政情の元で多くの命が奪われ、長きにわたり苦難の道を歩んできました。
そうした時代を生き抜いた方々が現在高齢者となってきています。
戦闘で身体を負傷したり、家族を失って孤立するなど、多くの事情を抱える高齢者の支援も手薄になってはいけません。