学び合う。認め合う。たとえばゴミのこと。
2018年のFIFAワールドカップ。
日本はベルギーと対戦し、惜しくも逆転負けをしました。
強豪が相手とはいえ、後半まで力の差を感じさせずに相手を追い詰めていただけに、サポーターの口惜しさは大きいものでした。
その試合後、サッカー日本代表の日本人サポーターはスタジアムの観客席の清掃を始めました。
中には泣きながらゴミを拾うサポーターもおり、海外メディアはその行動を絶賛しました。
その後、他国でも試合後に清掃を行うサポーターが増えていきました。
それぞれが良い部分を認め合い、学び合うことで世の中は良い方向に進んでいきます。
日本も他国に学ぶことは多いです。
たとえば、ゴミ問題で外国に学ぶことは多いです。
スウェーデンでは、デポジット制度というものがあり、アルミ缶やペットボトルを返却するとお金に換えてもらえます。
街に落ちているものを返却してもお金になります。
この制度のお陰でスウェーデンのリサイクル率は高くなっています。
ドイツのハノーファーの小学校では低学年より、ゴミの分別が指導されます。
クラスには「ゴミ係」がいて、ゴミの管理を行います。
清掃会社の方による出張授業も行われます。
ゴミの分別や環境への影響、ゴミを減らすことの意義などを子供のうちから学ぶことは重要です。
子ども達が大人になるまで少し時間はかかりますが、着実にゴミへの意識が高い人になっていくでしょう。
教育はその国の将来を変える力があります。
地球規模の視点でものごとを捉えられるような工夫が社会や学校でも求められます。