二酸化炭素の排出と吸収のバランス
地球規模の大規模な気候変動による異常気象が相次いでいます。
天気予報では「平年並み」という言葉をよく聞きますが、毎年「平年並み」でない異常な気候変動が続いている気がします。
これまでに例のないレベルでの自然災害も多発しています。
何年かすると、現在の気象状況が「平年並み」になってくるのかもしれません。
こうした異常気象を引き起こしているのが地球温暖化とされています。
実際、地球の平均気温は上昇傾向にあります。
地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の排出量も上昇し続けています。
もはや経済活動には電気エネルギーが欠かせません。
とくに火力発電については、燃料を燃やすことで発電を行っています。
二酸化炭素の排出量を減少させていくのであれば、根本的には二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギーへのシフトが不可欠です。
もう一つの視点から見てみると、拡大する森林伐採という問題点が浮かび上がります。
排出された二酸化炭素を吸収するのが植物であり、森林です。
この森林が伐採により減少していることも地球温暖化の一因です。
かつて地球は、人間も含めて生き物たちの活動で排出される二酸化炭素を森林が吸収してバランスがとれていましたが、人間が大量の二酸化炭素をまき散らすようになり、さらにそれを吸収する役割の森林を大量に伐採するようになり、今の事態を引き起こしているのでしょう。
地球温暖化の対策というと二酸化炭素の排出量を減らすことに目が行きがちですが、森林を回復させるということも同時に行っていかなければなりません。
森林を生き返らせる唯一の手段が植樹です。
次回は植樹についてみていきます。
森林保全のために植樹をする