熊本県益城町にひまわりを咲かせる
東日本大震災の後、障がい者福祉施設は、大きな影響を受けました。震災前には、福島のお土産品の箱作りなどの軽作業をの仕事を請け負っていたりしていたのですが、震災後は修学旅行を始め、旅行者が減少したため、お土産品が売れなくなり、箱作りの仕事もなくなっていきました。その際に、福島県二本松市のNPO法人「和」が、障がい者福祉施設にひまわりの種のパック詰めの作業を仕事として依頼しました。ひまわりの種は全国の方々によって購入してもらい、各地で栽培されたひまわりの種を福島に再び送付してもらいました。全国から届いたひまわりの種は復興のシンボルとして福島の学校などに無料配布されて栽培され、その花は人々に元気を与えてくれました。この活動が「福島ひまわり里親プロジェクト」です。
現在は、ひまわりの種を油にしてエネルギーとして活用できるようになり、その作業も障がい者福祉施設の方々のお仕事になっています。
その福島ひまわり里親プロジェクトから、熊本地震の被災地にひまわりの種が無償で送られました。現在、熊本市内の保育園や学校を中心に配布されて熊本の子供たちを笑顔にしています。今回、益城町の仮設住宅でもひまわりを栽培しようという事で寄付を募っています。
https://readyfor.jp/projects/kumamoto2016himawari
寄付されたお金はプランターなどの備品に使われます。
ひまわりの種が福島から熊本へ、熊本で栽培されたひまわりの種が再び福島へ、ひまわりのリレーが繋がっていっています。