竹富島のコンドイビーチを守る

沖縄県の八重山諸島といえば、豊かな自然と昔ながらの沖縄らしさを残している地域ということで人気の観光地でしたが、とくに中心地の石垣島あたりでは開発が進み、街並みも変化しつつあります。観光施設などについても、以前は地元の素朴な方々のもてなしが温かく心のこもったものだったのですが、最近は島外から派遣されてくるスタッフも多くなり、場所を選ばないと沖縄らしさを感じることはできなくなりました。多くの方が拠点として利用するマエサトビーチのホテルのレストランなどは地に落ちた感じです。

そんな八重山諸島の中でも沖縄らしさを感じられるということで人気なのが竹富島です。建築制限で新築の場合は赤煉瓦の建物以外は建ててはいけないと規制されており、集落では昔ながらの赤煉瓦の建物が並び、屋根にはさまざまなシーサーが見守っています

竹富島にはコンドイ浜というビーチがあります。潮が引くと浜からかなり離れた沖まで歩いて行けて、運が良ければ潜らなくても色とりどりの熱帯魚やハリセンボンなどの魚を間近で見ることもできます。先日、そのコンドイ浜にリゾートホテルを建設するという計画が発表されました。この計画は住民の意向を無視した形で進められていて、実際、島民253名の内200名が反対を表明しています。

ただでさえ沖縄の原風景が消えつつある中で竹富島のリゾート開発は残念ですし、一人の沖縄ファンとしても辞めてほしいです。本来、外野の私が口出しをするべきことではないのかもしれませんが、地元の方ははっきりNOといっていますし、開発して金儲けの道具にしようとしているのは島外の人間です。すでに建設されてしまった有名リゾートのスタッフも地元でない人間がほとんどです。

その土地の風土や環境が年々変わっていくことは仕方がないことかもしれませんし、そうなるのが自然かもしれません。ただ、その土地の方が望まない開発を地元でない人間によって無理やり変えてしまうというのは違うのではないかと思います。

もし、竹富島のコンドイ浜の開発に反対を表明したい場合はchange.orgで反対の署名をすることができます。

change.org
竹富島のコンドイビーチにリゾートホテルを造らせない署名をすることができます。

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