使わなくなったランドセルをアフガニスタンの子供たちに寄付する
アフガニスタンでは長きにわたり内戦が続いていたため、教師や学校施設などの教育環境が整っていません。貧困も影響していて、日本の小学校に当たる初等教育を受けている子供は男子で64%、女子は48%です。とくに旧タリバン政権の下では女性に対する教育は不要であるとされていたため、15歳から24歳の女性の識字率は32%と低くなっています。
こうしたアフガニスタンの女子が教育を受ける機会を得られるように支援を行う「想い出のランドセルギフト」という活動が行われています。
使わなくなったランドセルを送ると、JOICFP(国際協力NGOジョイセフ)を通してアフガニスタンに寄贈されます。ランドセルは男子も女子も平等に配布することで、女の子も学校へ行くことが当たり前であるという意識が持たれるようになるとともに、ランドセルが子供が学校へ通う象徴の様になり、子供を学校へ行かせる家庭が増えてきています。ランドセルの配布が、アフガニスタンの教育事情を少しずつ変えてきているのです。
また、女子の教育環境が整って読み書きが出来るようになることで、保険や衛生に関する正しい知識も得られるようになり、将来的に出産をして安全に子供を育てられるようにもなっていきます。
使わなくなったランドセルをアフガニスタンの子供たちに
http://www.joicfp.or.jp/jp/2013/02/20/16017/
想い出のランドセルギフトのプログラムはJOICFPのページにて定期的に行われています。