アフリカにも寒い時期がある
SDGsをご存知ですか?
地球と人類が繁栄し続けるための世界共通の目標で、2015年9月に加盟国193ヵ国の賛成により採択されました。
地球を変えるための17の目標という事で、「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「すべての人に健康と福祉を」「質の高い教育をみんなに」など、貧困や環境問題、エネルギー問題をはじめとする人類の課題を解決する目標が定められています。
Sustainable Development Goalsを略してSDGsと呼び、環境保護と経済成長を両立させて節度のある開発、発展を目指すというものです。
2030年までに達成することを目指して、様々な活動が行われています。
日本では、まだまだ認知度は低いですが、少しずつ広まりつつあります。
2018年のSDGs達成度の1位はスウェーデン、2位がデンマーク、3位がフィンランドと北欧の国が上位を占めています。
その後、ドイツ、フランスなどヨーロッパの国々が名を連ね、日本は15位です。
SDGsには「だれも置き去りにしない」というスローガンがあります。
17の目標のうち、貧困問題の課題も複数挙げられていますが、まずは最低限の生活をおくれるようにしていくことが大切です。
開発が遅れていて、貧困の問題が多い地域としてアフリカが挙げられます。
たとえば、マダガスカル。
アフリカ東海岸にあるインド洋の島で、面積は日本の1.6倍の世界第四位の島です。
生息する約8割が島の固有種という珍しい生態系で、星の王子様にも登場するバオバブの木でも有名です。
天然資源にも恵まれているのですが、まだまだ発展途上です。
市民の90%が一日2ドル以下で生活していて、路上生活をするストリートチルドレンも多くいます。
とくに夜になると、子ども達が夜でも物乞いができる街中にでてくることも多いです。
アフリカというと暑いというイメージがありますが、マダガスカルでは季節によっては夜に冷え込むことも少なくありません。
1枚着るだけでも状況は大きく変わります。
マダガスカルで路上に暮らす方々に衣服を贈ろうという活動も行われています。
https://readyfor.jp/projects/madagasikara-todoketai
極度の貧困に直面している方は世界で7億8300万人います。
「だれも置き去りにしない」というスローガンのもと、できることはまだまだたくさんあります。