耕作放棄地を開拓して日本の農業を何とかする
昭和40年度は73パーセントだった食料自給率は平成26年度にはカロリーベースで39パーセントにまで落ち込んでいます。
自国の食糧の半分以上を輸入に頼っているのが現実です。
かつては日本も農業が盛んでしたが、近年は高齢や収入の減少により廃業する方も増えています。
2015年の農林水産省の調査によると日本の農業従事者は209万人になり、年々減少しています。
1985年には542万人いた農業就業人口から比較すると4割以下に落ち込んでいます。
平均年齢も66.3歳と高齢で39歳以下は7パーセントにも満たない状況で、農業に携わる若者を増やすことが緊急の課題になっています。
農業は、その年の天候に左右されることも多く、収入も安定しません。
ニュースなどで深刻な災害や異常気象の影響で農業従事者の方が被害を訴えている映像を目にする機会も多く、そうした現実を目の当たりにした若者が農業は大変だというイメージを持つことも少なくありません。
農業人口の減少も影響して耕作放棄地も増えています。
昭和60年に13万5千ヘクタールだった耕作放棄地は、平成22年には3倍の39万6千ヘクタールに増加しています。
日本の農地面積の10パーセントに当たる土地が耕作放棄地になってしまっているのが現状です。
耕作放棄地が増えると雑草や害虫が増え、近くの農耕地や住宅地にも影響が出ます。
なんとか耕作放棄地を減らしたいところですが、農業従事者の高齢化と人不足が立ちはだかります。
そんな中、耕作放棄地を耕そうという若者の活動が始まっています。
https://readyfor.jp/projects/jun19830211
農業の後継者がいない地域を開墾して軌道に乗せてから若者に引継ぎ、また次の土地を開墾して若者に引き継ぐという、農園の開拓と継承を継続的に行う活動です。
若者の農業人口の増加と耕作放棄地の減少の両社に効果的な活動です。
クラウドファンディングを通して支援も出来ます。