捨てられたお菓子袋からバッグを作る
世界中には教育を受けられない子供たちがたくさんいます。
各国での事情は様々で、教育の機会が行き渡っていない理由や原因も異なります。
たとえば、近くに学校がないから教育を受けられないという地域であれば、学校を建設することで状況は改善されます。
学校はあるけれど、教壇に立つ先生が足りていないという地域であれば、教員育成の研修制度のプログラムのような支援が必要になります。
ただ、実際には、学校も教員も足りているけれど、家庭の事情で学校に通えないという子供達が非常に多くいます。
家計を支えるために子供も働かなければ生きていけないという貧困状態の家庭も少なくありません。
学校には通っているものの家の仕事の都合で週に何日も休まなくてはいけないという家庭もありますし、とくに農業を営んでいる場合は収穫などの繁忙期には子供も貴重な働き手になります。
十分な教育を受けられないと、成人した時の職業の選択肢も狭められてしまうのが現状で、負のスパイラルから抜け出すことは容易ではありません。
そうした地域への支援として、学校で教育を受けられるだけでなく仕事をできる機会も創出しようという活動が行われています。
https://readyfor.jp/projects/share-the-wind
カンボジアの世界遺産のアンコールワットから60kmのリエンポン村への支援になります。
小学校内にお菓子袋からバッグを作る作業ができる工房を作るというものです。
道にたくさん落ちているお菓子袋からカラフルなバッグを作り販売します。
授業を終えた子供達やその親たち、さらには卒業生たちが作業します。
新たな雇用が生まれることで経済的な支援にもなります。