一人で生きる子供たちを支援する
シリアで長期にわたって行われていた爆撃で多くの方が犠牲になりました。
停戦合意が発効された地域もありますが、それでも局地的には爆撃が完全に収まったとは言えない状況です。
爆撃により失われた命の中には、一般市民も多く含まれています。
大人から小さな子供まで尊い命が奪われ、運よく生き残った人たちにも大切な人を失った深い悲しみが襲います。
とくに親を失った子供たちは、これから一人で生きていかなければなりません。
大人でさえ生きていくのが大変な国で、子どもだけで生きていくことは非常に困難です。
親を失って一人で生きていかなければならない境遇の子供たちは、戦争や紛争がない地域であっても少なくありません。
東アフリカに位置するウガンダでも親に捨てられて、路上生活を強いられている子供達が少なくありません。
小さい子では4歳ほどの子ども達が路上でストリートチルドレンとして生活しています。
親の育児放棄により親戚を転々とたらいまわしにされる中で暴力や虐待を受け、そこから逃げ出して路上生活をせざるを得ない状況に追い込まれる子も珍しくないです。
路上生活でも年長のストリートチルドレンから暴力を受けることが多々あります。
こうした境遇の子供を支援する活動もあり、学校に通って自立できるように支援する活動を行っています。
https://readyfor.jp/projects/SAVO11
こうした現実は日本の私たちにも他人ごとではありません。
育児放棄や虐待を行う親は日本にも存在します。
少子化が叫ばれている今であっても、児童養護施設は満員で空きを待たなければならない状況です。
もちろん、両親の死亡など、やむを得ない状況の家庭もありますが、児童養護施設にやってくる子供たちの多くが虐待や育児放棄が原因であることから目を背けてはなりません。