オリジナル絵本を制作して福島の子供を支援する
東日本大震災による原発事故により、福島県の多くの子供たちが放射能の脅威にされされてきていますが、兵庫県にある淡路島を拠点にして、阪神淡路大震災の被災者を中心に集まった福島ハーメルン・プロジェクトジョイントチームは、福島の子どもを放射能被ばくから守る」活動を行っています。
ポイントは、今後日本のエネルギー政策の中で原発を推進するか反対するかという事を議論する以前に、目の前の子供たちが被ばくすることは絶対にさせないようにするという点に重きを置いていることです。もちろん、将来的なことについても考えていく必要はあるのですが、当事者からすれば目の前の現実を何とかして欲しいというのが本音に近いのではと思います。
福島県の小児性甲状腺ガンの子供の数は増えており、県が2014年8月に公表した癌及びその疑いがもたれる子供の人数は104人になっています。甲状腺ガンというのは100万人に1人の割合で発症するのですが、福島県ではこの300倍になっています。
このプロジェクトでは、これまで春休みや夏休みの期間中に福島の子供たちを淡路島に招いて一時保養キャンプを行ってきました。さらに、参加者の健康診断を医療機関と連携して行っています。2012年にはチャリティー絵本「奇跡の木」を発売し、その収益を保養キャンプの資金に充てています。
今回、新たなチャリティー絵本「本から生まれるのものは愛」の出版準備に向けて、クラウドファンディングを通して寄付を募っています。寄付のお礼として缶バッジや完成絵本、Tシャツなども用意されています。
チャリティー絵本制作プロジェクト-福島の子どもに笑顔を
http://camp-fire.jp/projects/view/1409
福島の子供たちを被爆から守る活動を絵本製作を通して支援できます。