除染作業ができていない場所をゴシゴシ除染する

東日本大震災直後に東京電力が引き起こした福島原子力発電所の事故の影響で福島県を中心に甚大な被害を受けました。放射能汚染の影響とも推測される多くの健康被害の事例が積み重なる中で、関連性があるかないかという議論も続いていますが、除染作業さえも完了していないという現実があります。

ただ「東京電力が事故を起こした。そのため、放射能が拡散して、周辺地域の放射能レベルが上がってしまった」という事実に変わりはありませんので、除染は徹底的に行わなくてはなりません。震災後に日本だけでなく世界中の多くの方が募金をしたことと思います。その額はかなりの額になっているはずなのですが、除染作業がなかなか進まないというのが現状です。それだけ放射能事故後の除染作業は大変な作業なのです。

もちろん政府や自治体による除染は今も着々と行われているのですが、どうしても細かい部分や優先順位が低くなるような場所も出てきてしまいます。そうした場所の除染作業を支援する活動が「ごしごし福島基金」です。現地に住んでいる方で自分の住宅の近所で放射能汚染が気になる場所があって自分で除染してしまいたいという方に除染後の汚染物を入れられる遮蔽容器等がセットになった「ごしごしキット」を配布したり、実際に除染作業を行ったりする活動を支援できます。
http://donation.yahoo.co.jp/detail/5059001/
東京電力の事故前の状態に少しずつでも近づけていく営みは継続していかなくてはなりません。

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