中米グアテマラ火山噴火の被災者に薬と食料を届ける
中米グアテマラの活火山であるフエゴ山が噴火して多くの被害が出ています。
フエゴ山は首都グアテマラ・シティーの南西40kmに位置しています。
すでに100人以上の死者が出ていて、行方不明者は300人を超えています。
負傷者は一万人近くおり、3つの村が全滅しています。
間接的な被害も含めると被災者は200万人弱に到達します。
中南米で有数の活発な火山の一つであるフエゴ山は1974年にも噴火しています。
その際には近くの農場に甚大な被害がでましたが犠牲者は出ていませんでした。
今回の噴火は流れ出した溶岩が近隣のエル・ロデオの町にまで流れ込んでいき、住宅に被害を与え、逃げ遅れてしまった住民が焼死するという被害が出ています。
近年の火山噴火の被害としては最悪な事態となっています。
一か月を経過した現在でも避難所での生活を強いられている被災者の方は多数います。
避難所での食事は即席麺等がほとんどで、肉や卵などが不足しているため、それらを届ける活動も行われています。
https://readyfor.jp/projects/guatemalabokin
また、薬の供給も不足しています。
国立病点でも医薬品が足りない状態のため、薬の支援も求められています。
さらに今回被災した地域の主な産業は農業です。
土地が火山灰や溶岩で覆われてしまったため、元通りの生活が送れるようになるには非常に高いハードルを越えなくてはなりません。
被災者の生活基盤の支援も含めた長期的なサポートが求められています。