おにぎり作りを通してギニアの子供達に手洗いの良さを感じてもらう
ギニアというとかつてギニア大使館の大使館員として来日したオスマン・サンコンさんを思い浮かべる方も多いと思います。笑っていいとも等の番組でタレントとしても活躍されました。現在は国際支援活動に従事していて、東日本大震災の際にも炊き出しや支援活動を行ってくれました。
このギニア共和国は2007年の世界銀行の調査で179ヵ国中167位という最貧国の一つになっています。人口約1000万人の約半数が貧困層となっています。一日に一回の食事もままならないお腹を空かせた子供たちも少なくありません。5歳までに死亡する子供たちの比率も非常に高く、1000人142人となっています。ちなみに日本は1000人中3人です。
ギニアの主食は日本と同様にお米です。日本をはじめとする海外からの援助によって開発されたネリカ米は、アフリカ稲とアジア稲との間の種間雑種で30日から40日と栽培期間が短く、雑草にも強い品種です。元からあった品種と比較してもタンパク質などの栄養素も多く含まれています。
このネリカ米を使って子供達と一緒におにぎりを作ろうというプロジェクトがあります。
https://readyfor.jp/projects/maiko550819
おにぎりのこども食堂という形態で、一緒におにぎりを作ろうというものです。おにぎりは栄養価も高いですし、手で握るだけですのでカンタンに作れます。また、作るに当たっては、しっかりとした手洗いが必要になるため、衛生面を高める手洗いの習慣を身に付ける機会にもなります。