エイズに苦しむケニアを支援する
エイズは1980年代にアメリカで発見され、当時は不治の病として怖れられました。
日本でも大きく報じられ、以降社会問題ともなっています。
現在、エイズは体内にあるHIVを取り除くことはできませんが、早期発見でコントロールできる病気になり、通常の日常生活を送ることも可能になりました。
ただ、エイズを撲滅させる決定的な手段は見つかっておらず、予防と早期発見によるコントロールを駆使して共生していくレベルにとどまっています。
そのため、医療は少しずつ進歩していますが患者は増え続けています。
2016年の新たな感染者数は180万人、亡くなった方は100万人で、3670万人の方がHIVの感染者となっています。
国連の統計では感染者の7割がサハラ以南のアフリカ諸国に集中していて、死亡原因のトップになっています。
ケニアでも患者数は多く、一日に1000人以上がエイズで亡くなっています。
ケニアの人口が3000万人、そのうち250万人がHIV感染者で15歳から49歳に限定すると15%が感染していることになります。
国連では国連エイズ基金が創設されて、ケニア政府も1999年にエイズを国家的災害と宣言し、大統領府直轄の国家エイズ対策評議会(NACC)を創設するなど対策を行ってきましたが、十分とは言えません。
HIV患者への支援だけでなく、HIVで親を亡くした子供たちは孤児たちへの支援も必要となっています。
公的な支援だけでは十分行き渡らないため、支援団体の活動も重要になっています。
Tumaini Nyumbani(トゥマイニ・ニュンバーニ)という支援団体も支援を募っています。
https://readyfor.jp/projects/tumaini-nyumbani