人類であるということ
世界は新型コロナウイルスによる危機に瀕しています。
ウイルスに対するワクチンがない今、人と人との接触による感染拡大をくいとめて、じっと待つしかないというのが現実です。
ウイルスに感染しないために人との接触を控えるということはもちろんですが、
今となっては、人に感染させないために力をつくす理性が求められています。
ウイルスに感染しても症状が出ないという方も多く、そのまま外出して、自分でもわからないうちに人にウイルスをうつしてしまうという事例を食い止めなくてはいけません。
その数は目には見えません。
さらに、現状では自分が感染していること自体もわかりません。
自分が感染していると想像する。
さらに、感染している自分と接触して、まわりの誰かを感染させてしまうことを想像する。
そうした想像から、自分の行動を制御できるか、試されている気がします。
2020年4月末時点での新型コロナウイルスによる死者は世界で20万人。
今、不要不急の接触をするということは、ウイルスの拡大に手を貸すことになります。
あなたから感染して命を落とす。その人を殺したのはあなたです。
そのことから目をそらしてはいけません。
何年かたって今を振り返った時、あなたの大切な人に胸を張って語れる行動をとりましょう。
「あのときパパはパチンコをしていたんだ」
そんな風に未来のあなたの子供や孫に話せますか?
「あのとき、会社が休みになったから沖縄でバカンスしてたの」
そんな風に未来の愛する人たちに話せますか?
今、お子様がいる方、お孫さんがいる方、あなたの子ども達はあなたの行動を見ています。
その行動を見て、子供たちは育ちます。
あなたの行動が自分だけでなくまわりの人たちの未来を変えます。
人類は、人と人との関わりを大切にして、これまで生きてきました。
今、ウイルスにより人と人とのリアルな接触が制限されています。
国も人種も関係なく、人類の危機です。
想像しましょう。
それが人類の力です。