イラクの子供たちの心の傷をケアする
イラクという国は長期間、断続的に戦争や紛争が続いています。1980年代のイランイラク戦争、1990年代の湾岸戦争、2003年のイラク戦争。また、イラク戦争の後も紛争が絶えず、緊張状態が続いています。宗派などの違いによる対立や過激派組織の攻撃なども続いています。現在は過激派組織ISとの戦闘が続いています。
これらの攻撃により、一般市民の多くが巻き込まれているのが現状で、家を無くす人々も多く、食料や水などのインフラも不足しています。
加えて深刻なのが子供たちの心の傷です。小さな頃から過酷な状況を目にしてきているため、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しんでいる子供達も少なくありません。調査によると、2003年の時点でPTSDに苦しむ子供たちは50万人以上とされており、10年以上たった今では全体を把握することさえできていない状況です。
そうした子供たちのために専門医が診察や治療などを行うプログラムが「ピース・ヤード」です。イラクのNGO「INSAN(インサーン)」が実施しているもので、心のケアと治療しなければならない避難民の子供や地元の子どもの診察と治療を行っています。
これらの活動を支援しているのがJVCイラクボランティアチームでクラウドファンディングのREADYFORを通して寄付することができます。
https://readyfor.jp/projects/iraqchildrencare
戦闘機からの爆撃を受けたり、家族を殺害されるなどの過去な体験により、心に大きな傷を負い、PTSDに苦しむ子供たちをケアする活動を支援できます。