ケニアの大豆農家の技術力を高めて収入と生活の安定を目指す
先進国と発展途上国の経済格差は縮小されてきているようにも見えますが、まだまだ同等というレベルには程遠いのが現状です。これまでの先進国の途上国への支援はお金やインフラ設備などを直接支援するような経済支援という形態のものがほとんどでした。まずは、電気や水道といった最低限のインフラ設備を整える形で支援が行われ、金銭面での援助を行って各国ごとに必要なものを少しずつ手に入れて行くことができました。
民間のレベルでも先進国の企業は途上国への支援を行ってきましたが、自国よりも安価で雇用できる労働力という視点からの支援が多いのが現実です。途上国に工場を建設して人を雇うことで、その地域に雇用が生まれるのは良いのですが、あくまで先進国の下請けであるという構図は変わりません。
農業についても同様で、労働に見合った金額で取り引きしていこうというフェアトレードも一部で行われているのですが大きな広がりにはなっておらず、安く仕入れて高く売るというビジネスライクな考え方が主流になっています。その結果として、途上国の農産物は不当に安い金額で買い取られたり、他の地域で安価に手に入るとなれば取引契約自体を打ち切られるなど、安定収入を得ることが難しくなっています。
こうした現状の中で、ケニアの大豆農家を支援しようという活動が行われています。
https://readyfor.jp/projects/Alphajiri
ケニアの大豆の品質向上と流通を支援して、農家の生活の安定化を目指すというプロジェクトです。