カンボジア水上生活の子どもたちに水上小学校を作る

トンレサップ湖は、カンボジアのシェムリアップから車で30分程度のところにあり、面積は琵琶湖の4倍の2500平方kmで深さも1mくらいなのですが、5月の中旬から始まる雨期になると面積は6倍の16,000平方kmになり、深さも9mになります。プノンペン近郊でメコン川に流れ込んでいるトンレサップ川が逆流してくるためです。ひょうたん型の湖でカンボジアの心臓とも呼ばれています。豊富な水産資源があり、メコンオオナマズ、フグをはじめ淡水魚が600種類以上も生息しています。

このトンレサップ湖には約100万人の水上生活者がいて、1万人程度が居住するブロックが100個ほどあります。その規模は世界最大です。その水上村を見学するツアーをはじめ観光産業もさかんです。水上の教会や医療を担う救急船など、生活に必要な施設が水上に整っています。

こうしたトンレサップ湖の観光拠点の中でも郊外にあるプムチョンプラレイ村は中心部から距離があるため、観光客もあまり多くありません。そのため、昔ながらのカンボジアの生活風景のまま現在に至ります。このプムチョンプラレイ村には小学校に通う年齢の子供が100人ほどいますが、この村には小学校がありません。そのため、子供たちは読み書き学ぶことができていません。

このプムチョンプラレイ村に水上小学校を作ろうという活動が始まっています。
https://readyfor.jp/projects/cambodia-floating-school
中古の水上物件を購入し、整備して学校にしていく活動をクラウドファンディングで支援することができます。文房具屋古着の寄付も同時に募集されています。