紛争地域でも生活の営みは続けられている
日本では太平洋戦争を最後に大きな紛争がなく、平和な状態が続いていますが、世界に目を向けると、多くの紛争があることに気づきます。
戦争だったり、内戦であったり、戦闘行為や破壊行動が鎮まることはなく、地球上のどこかで争いが起こっているのが現状です。
紛争地域では、絶えず爆弾が落とされ、銃が使用されているというイメージがほとんどであると思いますが、その周辺には戦闘行為とは関係のない普通の人々の生活があります。
朝起きて、生きるために働き、食べて、眠るという平和な地域と変わらない生活が営まれています。
赤ちゃんも生まれますし、遊びたい盛りの子供もいますし、本を読みたくて仕方がない青年もいます。
ただ、平和な地域と異なるのは、いつ自分たちが今いる場所で戦闘が行われるかわからない恐怖と隣り合わせであるという事です。
シリアにもスーダンにも戦闘員の何倍も多くの普通の人々が生活しているのです。
世界の紛争地域には2億4,000万人もの子供が生活しています。
そうした地域で新たに生を受けた赤ちゃんは年間1000万人以上です。
南スーダンでは、紛争による混乱が継続していて、多くの子供が戦闘に巻き込まれています。
難民となって国外に行く者もあれば、とどまって武装グループの一員となってしまう物もいます。
国が安定しないため、食糧事情も悪く飢餓状態の人々も多いのが現状です。
食糧事情が悪化して栄養が十分に取れないと病気が蔓延してくるのですが、病院設備も十分ではありません。
生命の源ともいえる水についても同様です。
清潔な水が手に入らないため、水場から汲んできた水を飲料水としているため、感染症などで命を落とす子供も少なくありません。
そんな中、認定NPO法人ロシナンテスによる水や医療の支援活動も行われています。
https://readyfor.jp/projects/rocinantes02
診療所を建設するなどの成果も挙げられています。
紛争の犠牲になるのは兵士だけではありません。
その地域で日々の生活の営みをつづけていた普通の人たちも多大な影響を受けてしまいます。
この星がから一切の紛争がなくなる時代は難しいのかもしれませんが、目指していかなくてはと感じます。
当たり前のことかもしれませんが、言葉や行動にすることが大切なのかなと思います。