海を渡る難民の方々を救う
アフリカ大陸から地中海を渡る難民の事故が後を絶ちません。
リビアの人口は2016年の調べで6,653,210人ですが、貧困や紛争を回避するための移民が100万人います。
移民の国籍はエチオピア、エリトリア、ソマリア、ナイジェリアなどで、リビアのほかにチュニジア、エジプトからイタリアを目指します。
ある程度のお金があれば、漁船に乗せてもらって渡航することが出来ますが、そうでない場合はボートで自力で渡航を試みるというケースも少なくありません。
そのため、事故も多い危険なルートとされています。
ゴムボートや手作りに近い船で地中海を渡ろうとして溺死してしまうことも多いです。
大人だけでなく、子供も一割程度と多くいて、これまでの累計では数千人が亡くなっていると想定されています。
とくに保護者が同伴しない子供の渡航も珍しくなく、その場合、死亡届を出せないために犠牲になった子供の数はさらに多いと思われます。
シリアでの内戦の影響も大きく、安定しない政治情勢や貧困からの脱出を目指して、危険なルートで地中海を渡ろうとする移民は後を絶ちません。
命がけで渡って来る移民の入国を規制する政治的な動きもありますが、海難事故から人命を救うことも必要です。
実際、海を渡る移民の救援活動も行われています。
https://readyfor.jp/projects/SOSmed-TogetherForRescue-2018
2016年2月設立のヨーロッパの市民団体「SOS Mediterranee」は地中海で人命救助活動を行っていて、これまでに2万人以上の命を救っています。