日本の技術と文化とともにあるデリーメトロ

世界で一番人口が多い国と言えば中国です。

もはや常識として定着していますが、国連の予測によると2027年にインドが逆転して世界一の人口を有する国になるとされています。

インドは人口の増加だけでなく経済も発展しています。

2021年の世界のGDPランキングでは6位になっています。

急速な人口増加と経済発展により、インフラの整備も急ピッチで行われています。

その一つが地下鉄です。

地下鉄ができるまで首都のデリーは、常に交通渋滞が発生していました。

その解消のために2002年に整備されたのがデリーメトロです。

開業以降も路線は次々に延長されていき、現在では東京メトロを上回る巨大な地下鉄網となっています。

この地下鉄網の建設には日本も大きく関わっています。

たとえば、建設現場の安全意識です。

当時のインドでは、ヘルメットや安全靴の着用も徹底されていない状態で、工事周辺をフェンスで囲う等の配慮もされていませんでした。

また、周辺住民への工事の承諾や説明も不十分でした。

こうした安全や環境への配慮について日本のコンサルタントが改善を提案し、初代デリーメトロ総裁のスリダラン氏のリーダーシップで徹底されていきました。

また、車両の運行についても日本が協力することで、時間に正確な運行を実現しました。
地下鉄完成前の市民のおもな移動手段はバスで、つねに渋滞し遅れが発生していましたが、地下鉄は時間通りに運行されるため、市民の生活は大きく変わりました。

地下鉄内はエアコンで温度管理されていますし、女性専用車両も導入されるなど、治安の面でも大きく改善されました。

さらに、日本と同様に整列乗車が行われるようにもなりました。

デリーでスタートした地下鉄の文化は今も拡大しています。

ムンバイやチェンナイなど、インド各地で地下鉄が建設され延伸し続けています。

また、バリアフリーやホームドアの設置による安全性の強化など、品質も向上しつづけています。

インドのデリーメトロのような、日本の地下鉄文化を世界に広げていくような支援や取り組みは今後も拡大していくと思われますし、地下鉄以外の日常的な文化についても世界に発信、提案していくことが期待されます。

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