モザンビークのシニャングァニーネ村に公民館を作る
モザンビーク共和国はアフリカの南東部に位置する国です。マダガスカル島の対岸にあると考えるとイメージしやすいかもしれません。
旧ポルトガル植民地で、独立を目指して1964年からモザンビーク独立戦争を戦い、1975年に独立しました。
その後も1977年より1992年までモザンビーク内戦と呼ばれる内戦が続くなど戦地となり続けた歴史があります。
内戦が終結してからは経済成長を続けていますが、戦いの爪痕は各地に残り、生活環境が整っていない地域も残されています。
このモザンビークで日本のえひめグローバルネットワークは、武器ゼロを目指す活動を現地NGOと共に続けています。
具体的には、残された武器を日本の自転車や文房具を交換することで武器をゼロにしていくという運動を過去7回、行っていたり、現地の雇用促進のため裁縫技術の習得を目指す活動を行っています。
内戦の激戦地であったシニャングァニーネ村はでは武器ゼロ活動の際に集まった武器をもとにセメントを購入して小学校を建設したのですが、教室が足りておらず、6年生以降は遠方の地区の学校まで通わなくてはなりません。
教育環境が整っていないため、十分な読み書きの能力を身に付けることが出来ず、将来的にも携われる職業の選択肢も限られてきてしまいます。
そうした現状の中、このシニャングァニーネ村に公民館を建設しようという活動が始まっています。
https://readyfor.jp/projects/egn
公民館では、ネット環境を整備して遠方の学校と回線を接続して、遠方まで通うことなく授業を受けられるようにすることを目指しています。
また、裁縫技術などを学べるしくみをつくり、お金を自分で稼いでいけるような支援も行う予定です。