インドネシアのオランウータンを救う
オランウータンというと愛らしい姿や動きから世界中の人に愛されている動物です。動物モノマネなどで動きを真似したりしたという方も多いのではないでしょうか。
実は、このオランウータンですが絶滅の危機にあるほど、その数が減少しているのです。100年前と比較して約80%も数が減っています。生息地はインドネシアのスマトラ島とマレーシア、インドネシア、ブルネイが領有するボルネオ島の二つの島で、ボルネオオランウータンが45,000から69,000頭、スマトラオランウータンが7,300頭くらいになっています。
個体数が減少した原因としては密猟などが挙げられますが、一番の原因はオランウータンの生息地である森林の減少です。実際、2000年の時点で生息地の面積が約80%減少したという調査もあります。
さらに、2015年にはエルニーニョによる火災がして発生し、日本の四国と同じ面積の森林が被害を受けてしまいました。この火災でオランウータンの保護施設も被害を受けたという事です。オランウータンの保護活動を行っているNPOボルネオ オランウータン サバイバル ファンデーションは、この山火事からの再生を目指して植林活動を行っています。
https://readyfor.jp/projects/orangutan
インドネシア共和国の森林面積は世界8位なのですが、森林減少率ブラジルに次ぐ世界第2位でどんどん森が減っています。オラウータンが絶滅しないためにも植林活動は欠かせません。