ランドセルは毎日背負う子供のために
ランドセルの重量がスゴい!です。
小学生がいる家庭では「こんな重いランドセル、背負って大丈夫?」と疑問を持つことも多いと思います。
最近では、テレビのニュースでもランドセルの重さの話題が取り上げられて、小学生家庭以外にも、この事実は知られてきています。
ランドセルを販売している「セイバン」の2018年6月の調査によると一週間のうちランドセルの中身が重い日で平均6kgを背負っているデータが出ています。
また、上履きや体操着などはランドセルに入れることが出来ずに、手提げなどで別に持って行くという日も少なくありません。
ランドセルだけでも重いのに、入りきらない荷物も手提げで持たなくてはないため、転倒した時のリスクも高くなります。
文部科学省も事態を重く見ていて、全国の教育委員会にランドセルの重量について配慮するように通知を出しました。
教科書を学校に置いたままにする「置き勉」についても事例として紹介していて、推奨ではないが臨機応変に対応するように通知しています。
仮に「置き勉」がOKになったとしても、宿題や復習で教科書が必要なケースも少なくないと想定されますので、ランドセル重量の軽減につながらないこともか考えられます。
そもそもランドセルは昔から革の材質のものが多く、中身が入っていなくても重さがかなりあります。
小学生はランドセルを背負って学校に通うものという常識が昔から日本には根付いています。
それ自体は文化的にも継承していく価値はあると思いますが、6年間、毎日背負い続けるのは子ども達です。
入学前に祖父母や両親が競って買い与えるランドセルではありますが、本当に子ども達のことを考えるのであれば、軽くて使いやすいを与えて、負担を軽くしてあげるのも一案です。
最近は、ランドセルのスタイルは残しつつ、軽量化し、上履きなども入れられる大容量のランドセルも制作されています。
https://readyfor.jp/projects/cotoyukuraccu
荷物が入りきらないという事が少なくなり、背負う子供のために考えつくされたランドセルです。