靴が命を救う
あなたは生まれてから今まで何足くらいの靴を履いてきましたか。
生まれて初めての靴は、立つことができるようになってからとか、何歩か歩けるようになってからとか、その時期に履かされることが多いようです。
子供時代は、靴のサイズがドンドン変わりますから成長度合いによっては、一年も履けずにサイズが小さくなってしまうケースも多いです。
とくに幼少期は雨の日には長靴を履くこともありますし、こちらもサイズがすぐに変わるため、何足も履きかえることになります。
サッカーや野球など、スポーツを始めれば、それ専用のシューズが必要です。
とくに陸上部に所属したりすると、シューズへのこだわりも大きくなるでしょう。
会社で働くようになると、スーツに合わせて革靴を履くようになります。
ハイヒールでオフィス街を颯爽と歩く方もいるでしょう。
その際も、休日はカジュアルなシューズを履きますし、コンビニなど、近所へのお出かけはサンダルで済ませてしまうかもしれません。
夏の海でさえ、ビーチサンダルやウォーターシューズがないと、砂浜が熱くて歩けません。
こう考えると、これまで何足の靴を処分してきたのか、想像もつきません。
ただ、世界には生まれてから一度も靴を履いたことが無い方々も存在します。
もちろん、生活習慣から敢えて靴は履かないという方々もいます。
それでも、履きたくても履く靴が無いという方も多いのです。
靴を履く一番の理由は、足の裏を守ること。
地面に直接接する足の裏は、靴を履かないと石や鋭利な破片などで傷つくことも多いです。
そして、傷口から病原菌が侵入してしまうと感染症になり、命を落とすことだってあるのです。
靴を履くだけで助かる命も存在するのです。
フィリピンの靴が無い子供たちに靴を届ける活動が行われています。
https://readyfor.jp/projects/bridgeforchildren
インフラや食べ物だけでなく、靴についても足りていない地域があります。