自宅学習できる環境を支援する

学校で習ったことを家で復習して定着させる作業というのは重要です。

人間の忘れるスピードというのは思ったより早いです。

ドイツの心理学者のヘルマン・エビングハウスの研究によると人間は20分後には42%を忘れ、一日後には74%を忘れます。

一度習ったことも時間が経つと意外なほど、早く忘れてしまうのです。

習ったことを定着させるためには復習が重要で、2日後、一週間後、一か月後と復習を数回繰り返すことで、はじめて記憶を定着させることが出来るのです。

日本の学校では宿題を出されることも多いです。

その宿題を解くことで学習事項を復習する良い機会になっています。

教育制度の中で家庭学習が果たす役割というのは、大きなものになってるのです。

日本では教科書ま個人個人に配布されて家庭で学習する環境は整っています。

ただ、海外、とりわけ発展途上国となると必ずしも家庭学習がてきる環境があるとは言えないのが現実です。

教科書や学習教材は共有物として個人個人には配布されなかったり、そもそも家で勉強するという発想があまりないという地域も少なくありません。

教育環境として、教育制度や学校の校舎、教員の育成の次の段階として、教育内容を定着させるための家庭学習の環境整備も重要になります。

日本の「IVYyouth」という団体はカンボジアの子供たちに家庭学習用の算数ドリルを配布するという活動を行っています。
https://readyfor.jp/projects/15393

カンボジアで小学校は義務教育なのですが、留年や退学となる児童も少なくありません。
農村部では家の仕事の手伝いで忙しい子供も多く、そもそも教科書は共有で持ち帰ることができない地域もあり、家で勉強することが難しい状況です。

カンボジアの農村部の小学校で算数ドリルを配布することで勉強したいと願う子供たちが家庭学習をできる環境を整えることが出来ます。

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