未電化地域に太陽光発電の光を届ける
人類の長い歴史の中で電気が実用化されてから、たった100年余りです。
その短い期間で電気エネルギーは社会活動に欠かせないものとなりました。
1882年に東京の銀座にアーク灯がともりました。
日本初の電灯です。
アーク灯はろうそく2000本の明るさで、見物人が多く集まりました。
1886年には日本初の電力会社が開業します。
1887年に日本初の火力発電所が日本橋茅場町に作られて、各家庭にも電気が届けられるようになりました。
暗い夜を過ごしていた各家庭は電気の明かりで灯されました。
これまで手作業で行っていたあらゆるものが電化されていきます。
テレビや洗濯機、冷蔵庫も発明されて世の中の暮らしは変わっていきます。
現在は、パソコン、インターネット、スマホがないと成り立ちません。
企業だけでなく国の根幹もデジタル化に舵をきり、社会全体に電力は欠かせないものとなっています。
ただ、世界に目を向けると電気を利用できない未電化地域が多くあります。
世界全体では約15億人が電気を使用せずに暮らしています。
つまりは、電気という点に関しては日本初の電灯がつく以前の生活をしているということになります。
この不均衡な状態は数十年前から指摘されていて、火力発電所の設置の国際的な支援なども行われてきました。
反面、この急速な電力への依存の拡大は、地球温暖化という環境面でのリスクも拡大させており、化石燃料を燃やして電力を発生させるという火力発電所は廃止していくという流れが世界の主流です。
そこで注目されているのが、太陽光エネルギーを利用できる製品による支援です。
最近は、太陽光を利用した家庭用家電なども身近で安価に販売されるようになりました。
発電所からの電気を利用した電灯を設置するのではなく、太陽光を利用した電灯を設置することで、コストもかかりませんし、環境にもやさしい持続可能な支援となります。
一つの明かりで夜の時間を有効活用にできるようになります。
仕事や学習に使える時間も増えて、将来に向けて自分の能力を高めることも可能になります。
太陽光がエネルギーであれば運用コストもかかりません。
日本でもパナソニックがキャンペーンを行うなどの活動を行っています。
https://ideasforgood.jp/2019/10/21/panasonic-akari/