シリア国内の支援が届かない地域をサポートする
連日ニュースでも報道されているようにシリア情勢は混迷を極めていて、解決の糸口は見つかっていません。武装過激派組織の台頭やシリア以外の大国の思惑の衝突などで戦争状態といっていい状態です。難民として国外に逃れた方の人数は300万人を超え、国内で非難を余儀なくされている方の人数も1000万人以上となっています。
このような状況の下で、国連などが人道支援を行っているのですが、治安の悪化と戦闘の泥沼化という状態の中では十分なサポートはできていません。ヨルダンやレバノンといったシリア周辺の国へ逃れた難民のほとんどが極度な貧困状態にあります。トルコの難民キャンプの人数は20万人を超えていて、就職の問題や子供の教育問題など、課題は山積しています。
シリア国外に脱出して難民キャンプまでたどり着いた方以上に苦しんでいるのが、国内にとどまっている避難民です。ユニセフであってもカバーできない地域が多くなっています。全世界から募金や支援が集まっても、それが届かない地域が多く存在しています。そうした地域へ支援を届けようと活動しているのが、White Heart for Syriaという団体です。チャリティーイベントを行って支援を呼び掛けて集まった支援金や支援物資は、現地スタッフによって1家庭ずつ直接届けています。たくさんのダンボールをトラックに積むと目立ってしまい危険が及ぶため、ダンボールを一つずつ届けています。
https://readyfor.jp/projects/white-heart-for-syria
この団体へクラウドファンディングREADYFORを通して寄付することも出来ます。