タイの子供たちにデング熱の感染を防ぐ毛布を届ける
タイでは年間を通して蚊が飛んでいます。
蚊は伝染病を媒介します。
たとえば、以前日本でも騒がれたデング熱です。
タイでは2015年に年間14万2925人がデング熱に感染し、患者の1パーセントの141人が死亡していましたが、2016年には6万3804人の感染で死者は64人と減少傾向ではありますが、まだまだリスクは高い状況です。
デング熱に感染すると3日から7日程度の潜伏期間をおいてから38.0度を超える発熱を引き起こします。
同時に頭痛、のどの痛み、筋肉痛、関節痛などの症状も伴います。
発熱後、3日程度で赤く小さな発疹が出て1週間程度で症状はおさまってきますが、重症化してデング出血熱になると出血やショック症状を起こすケースもあり、その場合は命を落とすリスクが約1パーセントになります。
一度デング熱にかかると免疫ができますが、違うタイプのデング熱は発症します。
2度目以降の発症の場合はデング出血熱になる確率が高くなるという報告もあります。
タイの農村部の学校では授業中も蚊に刺されてしまうことも少なくありません。
また、蚊に刺されてデング熱になると、長期間学校を欠席することになり、授業にも遅れてしまいます。
デング熱の対策として、防虫加工された毛布が注目されています。
実際、アフリカの子供たちに届けられて感染症の予防に効果を上げています。
毛布は軽く持ち運びが容易なため、家だけではなく、学校にも持って行くことが出来ます。
洗濯しても効果が持続するため長期にわたって使用することが出来ます。
この防虫毛布をタイの子供たちに届けようという活動が行われています。
https://readyfor.jp/projects/acecthailand
子供達のデング熱の感染リスクを減らし、安心して勉強できる環境を届けることが出来ます。