ティッシュを購入して東ティモールにトイレを作る
日本では当たり前に備わっているトイレですが、世界に目を向けるとトイレがない生活をしている人の割合は意外なほど高いのです。
実は世界では3人に1人がトイレがない生活を送っています。2015年の調べでは32%の人たちがトイレがなく、屋外の草むらや道端で用を足しています。その人数は9億4,600万人です。
子供達、とくに女子学生にとっては切実な問題で生理中は学校を休むという生徒や人に見られたくないという理由で学校を休むという生徒も少なくなく、休みがちになった結果、授業についていけなくなって退学してしまうというケースも多いです。
屋外の排泄は衛生面でも悪影響を及ぼします。排泄物の中には感染症を引き起こす病原菌が含まれていることもあり、身近な場所の排せつ物から体内に入って下痢などの病気を引き起こします。さらに下痢をすることで肺炎やマラリアなどの他の病気に対する抵抗力、免疫力が低下して健康被害を拡大させています。
実際、1日に800人以上の子供が下痢性疾患で亡くなっています。
アジアの東ティモールでも農村部のトイレ普及率は27%です。下痢性疾患や感染症で命を落とす子供達も多く、1000人あたり47.8人という高い乳児死亡率で5歳までになくなる子供は1000人中56.7人となっています。
この東ティモールにトイレを普及させるユニセフの活動を支援できるのが「nepia 千のトイレプロジェクト」です。
https://1000toilets.com/
対象となるネピアのティッシュやトイレットペーパーを購入すると売り上げの一部が東ティモールのトイレ普及活動に使われるというものになります。