生ごみを資源化して野菜を作る取り組みを一歩ずつ
日本では年間で4,000万トン以上のゴミが出ています。
2000年前後には年間5,000万トン以上が排出されていたことを考えると、減少してきていると言えます。
リデュース・減らす、リユース・繰り返し使う、リサイクル・再資源化するという3Rの考え方が浸透してきたこと、リサイクルについての法律が制定されたこと、人口が減少しているということ等が要因として考えられます。
ゴミの分別も年々徹底されてきていて、もはや常識のマナーとして根付いてきました。
日本のゴミ処理の特徴は焼却処理が多いことです。
日本のゴミの7割以上が焼却処理されていて、世界的に見ても群を抜いています。
ゴミ焼却炉の数は1,000を超えていて世界一です。
焼却処理されると有害物質のダイオキシンが排出されるという問題も発生します。
日本は国土が狭く、埋め立てによるゴミ処理に限界があるため、焼却処理に頼らざるをえないというのが現状です。
燃やされるゴミのうち、生ゴミが1/3を占めているのですが、家庭で今すぐできることとして生ゴミを減らすことが挙げられます。
食べ物を買い過ぎない、食べる量だけ購入する、消費期限を把握して食材を使いきる等の心がけることで生ゴミは減らせます。
また、生ゴミは80%が水分ですので、水を充分に切ってから廃棄するなどの一手間も有効です。
さらに、家庭の生ゴミを堆肥にして有効活用する活動も行われています。
https://readyfor.jp/projects/junnama-tenjinlfc
生ゴミをコンポストで処理して肥料にして、それを回収して野菜を栽培するというものです。
少しずつではありますが広がりを見せています。