ツシマヤマネコ米を食べて絶滅危惧種のツシマヤマネコを救う
日本に住んでいる野生のヤマネコは2種います。沖縄の西表島に生息するイリオモテヤマネコと長崎県の対馬に生息するツシマヤマネコです。どちらも生息数が減少していて、1971年に国の天然記念物に指定されたツシマヤマネコは1994年3月に「絶滅の恐れのある野生動植物の種の保存に関する法律」での保護種第一号に指定されました。50年前に約300頭いましたが現在は100頭ほどにまで減少しています。1998年にはレッドリストにて絶滅の危険性が最も高い「絶滅危惧1A類(CR)」にも指定されました。
元々、対馬は平地が少なく山の中にも田畑が作られて麦や蕎麦などの穀物の栽培がおこなわれていました。田畑にはツシマヤマネコの餌となるカエルやカヤネズミなどの小動物が豊富にいたのですが、道路の開発や田畑の減少が進み餌となる小動物が減少し、それと共にツシマヤマネコも少なくなっていきました。道路が増えて交通事故に合うツシマヤマネコも増えました。
こうした現状を受けて、ツシマヤマネコの餌場を守りながら米作りを行っているのが「佐護ヤマネコ稲作研究会」です。農薬を半分以下にして田んぼの生き物調査をしっかり行いながら「自然と人のくらしをつなぐ佐護ツシマヤマネコ米」を作っています。
http://buycott.me/report/000136.html
ヒノヒカリという品種で甘みを感じられるおいしいお米です。