ケニアの結核をなくす活動を支援する
結核は結核菌によって発症し、主に肺を侵す病です。咳やくしゃみにより空気感染し、少しの菌でも感染するなど感染力が高いのが特徴です。世界の1/3の人が結核菌に感染し保有しているというデータもあります。実際は結核菌に感染しても90%は結核を発症しないのですが、免疫力が落ちていると発症リスクも高まります。
とくにHIV患者は発症リスクも跳ね上がり、死亡原因の1/5になっています。
現在の日本での死因の第一位はガンになっていますが、1950年ごろまでは日本の死亡原因の第一位は結核でした。現在は結核の治療法が確立されているため、死亡率も患者数も減少しています。それでも、年間18,000人が発症し2,000人が亡くなっています。
世界に目を向けると結核はいまだに深刻な病気になっていて、年間960万人が発症し、150万人が命を落としています。子供の感染も55万人に上り8万人が死亡しています。また、死亡者の9割以上は先進国以外の国になっています。
この結核をゼロにしようという活動をケニアで行っているのが、CHV(コミュニティー・ヘルス・ボランティア)の方々です。
https://readyfor.jp/projects/stoptb-kangemi
こうした活動を継続することで結核は確実に減少させることが出来ます。実際、世界全体では結核の死亡率は1990年と比較して45%以上減少しています。