日本の運動会をミャンマーに贈る
日本では当たり前のように行われる運動会。
徒競走や障害物競走などの個人種目だけでなく、大玉運び、ダンス、騎馬戦など、学年やクラスごとに団結して行う団体競技も行われます。
仲間と一致協力して一つのことを成し遂げるために互いに協力し合うことの大切さを学ぶために良い機会となっています。
幼いころの楽しい思い出として運動会を挙げる方も少なくありません。
多くの場合、運動会は保護者も観覧できます。
自分の子供が小学校に入学して一年生として最初の運動会を迎え、保護者だけでなく親族も観覧するという世帯も少なくありません。
地域によっては、運動会が地域の大イベントになっているところも珍しくありません。
とくに少子高齢化で子供の少ない地域などは、町内全体で子供たちの成長を見守るイベントとして重要な意味を持っています。
保護者や地域の大人が参加できる種目を用意して、町全体で盛り上げているといったケースもあります。
こうした日本では深く根付いている運動会という行事ですが、実は世界中で行っている国は決して多くありません。
逆に運動会を行わない国の方が多いのが実情です。
欧米でも陸上競技大会など、競技別のスポーツ大会は行われていますが、日本の運動会のようにさまざまな出し物を行う形のものは行われていません。
集団行動を学んだり、学校と地域の橋渡し役になるなど、行う意義の高い運動会ですが、子供たちにとっても良い経験になっています。
この運動会をミャンマーの子供たちに体験してもらおうという活動も行われています。
https://readyfor.jp/projects/myanmarchildren
西南女学院大学観光文化学科の学生によって行われている活動で、運動会だけでなく、体育の授業もないミャンマーの子供たちに運動会を楽しんでもらおうというものです。
今回が3度目の開催で、前回まで大好評で子供達にも満足してもらえたようです。