麦は何に使われている?
前回は小麦が高騰しているという話題でした。
小麦は世界的にも主食として食されていますので、日本以上に影響を受けている国は多いです。
小麦はパンやパスタ、うどんやラーメン、さらには様々な種類の菓子類にも欠かせません。
小麦は製粉される段階で、タンパク質の含有量によって薄力粉、中力粉、強力粉に分類されます。
小麦に対して、ビールなどの酒類やみそなどに使われるのが大麦です。
実は、小麦と大麦の違いはその大きさではありません。
小麦も大麦もそのサイズ自体には大差はないです。
英語では小麦は wheat 、大麦は barley で、名前に大小についての情報は含まれていません。
日本語で、大麦、小麦と呼ばれる由来は諸説あるのですが、粉にして使うことが多いので小麦となったという説や、古くからあるから小麦という説などがあります。
世界的に見ると、小麦を主食としている文化は多いです。
ヨーロッパの国々ではパンを主食とする国が多いです。
イタリアもパスタの印象がありますが、主食はパンになります。
小麦の他にも、米やジャガイモ、トウモロコシなどを主食にする文化があります。
日本をはじめアジアでは米を主食にする国が多いです。
メキシコや南米ではとうもろこしをトルティーヤとして食する文化もあります。
日本では主食として米が食されていますが、パンやパスタなどに使われる小麦の高騰の影響も少なからず受けています。
また、ウクライナが世界第4位のトウモロコシ輸出国であることもあり、世界的な主食の一つであるトウモロコシの価格も高騰しています。
日本でもトウモロコシを畜産農家が飼料として使用しているケースが多いため、食肉などの価格への影響が懸念されています。