宮古島の吉野海岸の海を守る

宮古島には毎年多くの方がダイビングやシュノーケリングをするために訪れます。石垣島などと比較しても海の美しさやゆったりとした雰囲気では断然宮古島に軍配が上がるように思います。

そんな宮古島の人気のシュノーケリングスポットとして挙げられるのが吉野海岸です。吉野海岸は海岸から数メートルのところにサンゴ礁が広がっていて、シュノーケリングをしなくても少し水に入って箱メガネで様々な魚が見られる好条件の海岸です。ただ、最近は地元の人に勧められることは多くなく、近くの新城海岸の方を勧められます。

実は、ここ何年かで違法営業をする業者で吉野海岸は占拠されていしまっているというのが現状です。業者が海岸の入り口付近の駐車スペースを占拠してしまい、500円の料金をとって駐車場と海岸への送迎を独占してビーチパラソルを立てて違法な営業を続けています。夏には無料駐車場ができていますので、そちらを利用するようにすればよいのですが、とくに始めていく方は区別できないことも多いようです。

元々、この海岸には漂着ゴミが多く、それを回収して処分するだけでも大変なことだったのですが、来訪者が増えて、マナーを持たずにゴミを持ち帰らない人も増えて、ゴミの量は増える一方です。

この吉野海岸の美しさを守ろうと海岸の保護活動を行っているのが「吉野のおじさん」こと遠竹行良さんで、ゴミ拾いをするだけでなく、訪問した人へ自然保護の啓蒙活動も行っています。この活動に共感してボランティアとしてゴミ拾いを支援する方も増えて、ＮＰＯ法人ニライカナイクラブなどのサポート団体も出来ています。ただ、近年は活動資金も厳しくなってきているのが現状です。
https://readyfor.jp/projects/yoshino
現在、クラウドファンディングで宮古島の吉野海岸を守るための寄付を募っています。